Archives for ベルトシーラー印字印字検査

印字機付きベルトシーラーをご使用のお客様にご提案。印字なし対策していますか?

先日お客様からご相談の電話が当社にございました。

ご使用されている印字機付きベルトシーラーで印字不良(印字なし)を今後起こさないような対策をしたいとのことでした。

私は過去に高額な設備投資を施し、印字にまつわる不良を防いでいたつもりだったにもかかわらず「印字なし」を出してしまったという事例をいくつか見てきました。実際、印字検査用カメラを搭載するためにかなりの金額がかかったはずで、この投資によりお客様は「これで安心」と思われていたのではないでしょうか。

ところが、そんな高額な印字検査用カメラにも盲点があります。それは、カメラを作動させるセンサーに不具合が生じれば当然カメラにも誤作動が起き「印字なし」が出てしまうというケースもあるわけです。

「資金投入をして設備したはずが、思うような現場にならなかった・・・」

そんなお客様のお声から当社で試行錯誤の末、開発したのが下記に写真添付したタッチパネルです。このタッチパネルを搭載することで印字なしを防ぐだけにとどまらず、様々なトラブルの原因が表示されるので現場で直ちに原因の排除、その対策に着手出来るのです。これはただ単に時間短縮ということではなく、現場でトラブルの解決をし更には次なる一手を打てるという大変優れた能力を持っております。

私の個人的な考えにはなりますが、印字検査用カメラだけでの検査には若干のリスクが伴い、それを補うためにタッチパネルを搭載すること、もっと言ってしまえば「印字なし」の検査に限ってはタッチパネルのみの搭載で良いのではと考えております。なぜなら、すでに14年前から導入しているお客様もいらっしゃりそれなりの成果を出しているからです。

 

 

  • ・製品が正しくセンサーの通過点を搬送されているか否か
  • ・間隔を開けずに製品を早流ししたか否か
  • ・センサーを通過後印字機が正しく作動しているか否か
  • ・センサーを正しい通過時間で製品が搬送されているか否か  etc.

 

シーラー機の事でお困りごとがございましたら、お気軽に当社まで是非お声掛けください。

どうぞ宜しくお願い致します。

キーエンス印字検査カメラ IV2 印字検査装置

昨年、2台の印字検査カメラ装置を導入して頂いたお客様から3台目のリピートオーダーを頂きました。

賞味期限日付をインクジェットプリンターで印字した後に印字検査カメラで「あるなし検査」をするというお馴染みの製品です。

すでに納品させて頂いた装置2台は「オプテックス・エフエー」さんの印字カメラをラベラーに搭載。

今回は「キーエンス」さんの印字検査用カメラを搭載させて頂くということになりました。

搭載するカメラをなぜ変更したのか?

それは、当社の得意とする最も適した製品を選定するヒアリングから今回はキーエンスさんの「IV2」というカメラをピックアップした次第です。

様々な印字検査対象物・印字検査の幅など、お客様によってご要望はそれぞれです。

当社では豊富な取り付け実績があり、それらに応じた制御盤の製作から、搭載するためのフレーム製作までをひとくくりでお引き受けしています。

それにより、お客様の手間は最小限にすることが出来るのではないかと思っています。

但し、少々時間を要する仕事であり、本業の合間に行うため、毎月1台限定でこれらのカスタマイズについてはお引き受けいたしております。

包装シール機にかかわることであれば、なんでもご相談ください!

 

<オールインワン画像センサ 文字認識タイプCVS4-RAの取り付けサンプル写真>

<見やすいタッチパネルで操作も簡単! IV2 シリーズコントロールパネル IV2-CP50>

 

<キーエンス IV2 サンプル動画>

 

インクジェット・日付印字機付きベルトシーラーの印字検査

当社の裏メニューともいえる

「ベルトシーラーのカスタマイズ」

そのなかでも一番人気はベルトシーラーに後付けする印字検査装置です。

今年、最初のシーラーカスタムはオプテックス・エフエー社さんの文字認識画像センサをシールエイトさんのベルトシーラーに取り付けるというものでした。

<参考資料 オプテックス・エフエー(株)様のWebサイトより引用>

メガピクセル文字認識画像センサ
MVS-OCR2シリーズ

ビルトインでローコスト化

 

食品包装の現場で使用されているシール機の定番「ベルトシーラー」は製品を入れた袋をシーラー入口に挿入するとコンベヤ上を横に移動しながら、ヒートシール→賞味期限日付印字と連続して袋を封することが出来ます。

また、多種多様な製品袋に対しても柔軟に対応出来ることで「ベルトシーラー」をご導入いただくことで、作業効率の大幅アップが期待できます。

しかし、その万能さゆえに日付印字なしNGが発生しやすいという危険が潜んでいることも事実です。

その対策として、今回のような日付印字検査装置の改造取り付けは食品業界をとりまく時代の流れの中では、必要と認識されるに至っております。

賞味期限日付は検品作業者様が製品に打刻された印字の有無を必ず確認をすることが重要です。その補助として「印字あるなし検査装置」を取り付ける方法があり、印字なしの可能性がある製品は警報ブザーが鳴り「特に気をつけてチェックしてください」と注意喚起することが出来ます。

お勧めさせて頂いた製品を取り付けた結果、お客様が扱いにくいようではお互いにとって本意ではないと思います。

そこで、当社では印字あるなし検査装置を出来るだけお客様の目線で考えた製品製作を心掛けております。

当社工場に既存のベルトシーラーを持ち込んで頂ければ、短納期で日付印字検査カメラの取り付けが可能です。

何かシーラー機のことでお困りごとがございましたら是非一度ご連絡をくださいませ。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

<ご参考動画>

こちらの動画ではキーエンスさんのAI搭載 画像判別センサ「IV 2」をベルトシーラーに搭載し、ヒートシールされた横目模様の上に打刻された日付印字の「有・無」検査を行っております。