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真空脱気包装機「シュットマン」ご使用中のお客様からのSOS

先日、当社に舞い込んだお問い合わせについて今回はお話させて頂こうと思います。

なぜなら、同じようなケースでお困りになっているお客様もいらっしゃるのでは、、、?と勝手ながら気にかかった次第です。

お問い合わせの内容は真空脱気包装機「シュットマン」をご使用中のお客様が新製品への買い替えが出来ず(現在、ガス充填機能付き製品の販売は打ち切り)いろいろなメーカーにあたった末に、別製品を導入したものの満足するには至らなかったとのことです。その後、社長様自ら更に調査を進め(株)ユニバックシールの「FGシーラー」に辿り着き、関東代理店である当社に依頼が来たわけです。

「シュットマン」というマシーンは真空脱気してからガス充填をし、ヒートシールまで出来る製品です。

余談になりますが、、、

私がシール機業界に飛び込んだ約30年前に話は遡ります。当時、当社先代と交流があった関係で、創研(東京都中野区)という真空脱気包装機メーカーを見学させて頂きました。そこで組立製造・販売されていたマシーンが「シュットマン」でした。

マシーン内部に搭載された2個のギヤードモーターと絶妙なメカニズムで

①ノズルの開閉&封止用ウレタンスポンジゴム下降上昇

②吸引・充填ノズルの出し入れ&ヒートシール

をからくりで動作させる画期的な真空脱気・ガス充填シール機だと思ったことを今でも鮮明に覚えております。

私がお客様に詳しくヒヤリングを進めていく中で(株)ユニバックシールの「FGシーラーシリーズ」がお客様の求める製品、すなわち「旧シュットマン」に相当する製品だという事が分かりました。

今回のお客様の場合、ここに至るまでご苦労をお掛けしたわけで、すなわちそれは当社の宣伝力不足が要因であるともいえるのです。(汗)

同じような案件でお困りのお客様がいらっしゃれば、どうぞ当社までお問い合わせ頂ければ幸いです。

下記に「FGシーラー」の動画のリンクを貼り付けておきますので、是非そちらもご覧頂ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

西日本食品産業創造展のご案内 本日より3日間 マリンメッセ福岡で開催されています

西日本食品産業創造展が5月15日(水)~5月17日(金)の3日間マリンメッセ福岡A館・B館にて開催されています。

(株)ユニバックシールさんのブース(小間番号 BS-24)にて当社の「バッグシーラー」及びプリンターユニット(サーマルインクジェットプリンターWS1)を搭載したシール機も展示させて頂いておりますのでご覧頂ければ幸いです。

ご興味のあるお客様、新しいシーラーをお探しのお客様は是非、足を運んで頂ければと存じます。

 

サーマルインクジェットプリンターWS1

サーマルインクジェットプリンターWS1

 

今回は、西日本開催の展示会になりますが、来月には東京にて「FOOMA JAPAN 2024」の開催も予定されておりますので、そちらにつきましては私も会期中、会場に詰めておりますので合わせて宜しくお願い致します。

「FOOMA JAPAN 2024」につきましては、改めてこちらのブログにてご案内申し上げます。

 

過去の展示会情報のブログに重複致しますが出展マシーンのご紹介をさせて頂きます。

No.1 FGー204J

 「食品・加工食品・豆類などで脱酸素剤を必要としている製品」

真空ポンプの吸引力で吸引ノズルから袋内の空気を真空(吸引脱気)、その後ガス(窒素ガス・炭酸ガス等)を必要な分だけ充填してシールします。「FGシリーズ」をご使用頂ければ、脱酸素剤に代わるガス置換包装により、コストダウンだけではなく風味・食感、、、これらはなかなか数値化することが出来ない分野かも知れませんが、食品である以上はとても重要な要素であると思っているので、当社では自信をもっておすすめしている訳です。

FGシーラーの魅力

 1. シーラーの設計構造が良い

スポンジベルトの挟持力で動くノズルのからくりはまさにMADE IN JAPAN 。

シンプルイズベストという言葉がぴったりな設計構造である。

 2. 故障が少ない

正直なところ、たくさんの機能を盛りこまれたマシーンにありがちな複雑な設計により、部外者が修理を行う場合手に負えないマシーンが世の中にはたくさん出回っていると思います。

ですが、この真空脱気ガス充填自動シーラー「FGシリーズ」はある程度の技術知識をもっていればメンテナンスが可能な希少なマシーンのひとつなのです。また故障が少ないということは耐久性に優れているということです。

それもこれも優れた設計と構造あっての話なのです。

 3. 機能性が高い

真空脱気やガス充填をする際、一般的には向き不向きが生じてしまいます。

うまくマッチする製品と、そうでない製品、、、お困りのお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?

この真空脱気ガス充填自動シーラー「FGシリーズ」では袋内に差し込むノズルには豊富なバリエーションを用意しております。

例えば、ゴマ・塩・砂糖などノズルから吸い上げてしまいがちの製品も特殊ノズルでうまくマッチさせてしまうのです。

ご使用実績

  1. 水産加工品 干物・塩乾物・冷凍物・切り身・鰹節(100g~23kg)・寿司ねた・冷凍マグロ(冊 スライス)・練り製品・鯨・冷凍すし・海藻・貝類
  2. 食肉食肉加工品・チーズ 牛肉・豚肉・鶏肉・馬肉・ハム・ソーセージ・冷凍物・卵焼き・錦糸卵・ハンバーグ・チーズ・(業務用 粉、シュレッド500g~5kg)
  3. その他加工食品 練製品・ふりかけ・のり・だしパック
  4. 農産物 米・雑穀・餅・野菜・カット野菜・お茶・ティーパック・紅茶・豆類・コーヒー・ごま・生山葵
  5. 麺類 うどん・そば・ラーメン・乾麺・半生麵・パスタ
  6. パン・菓子類 和菓子・洋菓子・豆菓子・せんべい・おかき・餡・パン・生パン粉・ピザ・ポテトチップス・野菜チップス・むき栗
  7. その他 ペットフード・ベアリング等の機械部品・ダニトリマット・電材・管材・酸化防止剤・セメントアンカー

No.2 強力脱気シール機 KSー07N 

「真空パックのような真空度は必要ではないけれど、袋内の空気をある程度は抜きたい」

トレーに入っている商品や、より繊細な脱気の加減が求められる商品 (スポンジケーキ、お饅頭、大福、中華まん、お刺身等、、、形くずれNGなもの)を商品の形状を損なわず、美しい見た目をキープしたままの脱気に最適です。

1.より強力で安定した脱気が可能

2.吸引ノズルがなくても、強力脱気が実現

3.シール作業能力は25~35袋/分

4.   誰が作業をしても同じ仕上がり

 

強力脱気シール機「KS-07N」ってどんなシーラーなの?

数あるブロアー脱気シーラーの中でも、「KS-07N」は吸引口を特殊な構造にしたことで従来型のブロアー脱気シーラーに比べて、強力であることはもちろん、その脱気レベルを商品に合わせてコントロールすることが可能です。

基本的な構成としては従来の横流れ方式のシール機にブロアー吸引方式を取り込んだベルトシーラーなのですが、

ブロア脱気装置付きベルトシーラーでは難しかった商品、

例えばシール位置から中に詰める商品までの距離が100mm程度離れている場合には従来、脱気することが困難でした。

その点「KS-07N」はエアー吸い込み口が従来のシール機とは異なり空気がより抜けやすい通り道を確保出来る特殊構造になっているため強力脱気が実現できます。

No.3 バッグシーラーHBS-280 シリーズ

「卓上・省スペース・強力横目かみ合わせシール機」

セル生産方式にピッタリなヒートシーラーでコンパクトに設計されていますので、作業台やコンベヤに組み込んだり、どこでも自由にレイアウト出来る便利なシリーズです。

その最大の魅力は「ポン!」と置いたその日からどなたでも簡単に包装作業が実現できる設計構造にあります。

動画を見て頂ければ一目瞭然なのですが、人の目視により封じ目を差し込みながら同時にヒートシール。

なぜ同時に出来るのでしょうか?

製品を左右の親指と人差し指で持ち、熱板に合わせたらPUSH!

これで完了。大がかりな検査装置を設備していなくても人の目で、シール位置合わせをするのでシール不良・印字不良もその場で見つけやすいというおまけつきの「見落としてほしくないシーラー」のひとつです。

 

当ブースにてお客様とご縁があることが一番嬉しくはありますが、展示会というお客様にとっての最大のメリット、、、

「百聞は一見にしかず」

たくさんのシール機が一挙に集まるので、どうぞ比較検討してご納得のいくマシーン選びをして頂ければと思います。

ご興味のあるお客様は是非、この機会に一歩進んだデモンストレーションのご体験をしてみてはいかがでしょうか?

普段お使いの製品袋をご持参いただければ、その場で印字の入り具合や脱気・ガス封入・シールの仕上がり等がバッチリご覧い頂けます。

また、お忙しいお客様につきましても、お問合せの上サンプルを当社までお送り頂ければ、実際に包装シールしたサンプルと動画を返送することが可能ですので、お気軽にお声掛けください。

印字機付きベルトシーラーをご使用のお客様にご提案。印字なし対策していますか?

先日お客様からご相談の電話が当社にございました。

ご使用されている印字機付きベルトシーラーで印字不良(印字なし)を今後起こさないような対策をしたいとのことでした。

私は過去に高額な設備投資を施し、印字にまつわる不良を防いでいたつもりだったにもかかわらず「印字なし」を出してしまったという事例をいくつか見てきました。実際、印字検査用カメラを搭載するためにかなりの金額がかかったはずで、この投資によりお客様は「これで安心」と思われていたのではないでしょうか。

ところが、そんな高額な印字検査用カメラにも盲点があります。それは、カメラを作動させるセンサーに不具合が生じれば当然カメラにも誤作動が起き「印字なし」が出てしまうというケースもあるわけです。

「資金投入をして設備したはずが、思うような現場にならなかった・・・」

そんなお客様のお声から当社で試行錯誤の末、開発したのが下記に写真添付したタッチパネルです。このタッチパネルを搭載することで印字なしを防ぐだけにとどまらず、様々なトラブルの原因が表示されるので現場で直ちに原因の排除、その対策に着手出来るのです。これはただ単に時間短縮ということではなく、現場でトラブルの解決をし更には次なる一手を打てるという大変優れた能力を持っております。

私の個人的な考えにはなりますが、印字検査用カメラだけでの検査には若干のリスクが伴い、それを補うためにタッチパネルを搭載すること、もっと言ってしまえば「印字なし」の検査に限ってはタッチパネルのみの搭載で良いのではと考えております。なぜなら、すでに14年前から導入しているお客様もいらっしゃりそれなりの成果を出しているからです。

 

 

  • ・製品が正しくセンサーの通過点を搬送されているか否か
  • ・間隔を開けずに製品を早流ししたか否か
  • ・センサーを通過後印字機が正しく作動しているか否か
  • ・センサーを正しい通過時間で製品が搬送されているか否か  etc.

 

シーラー機の事でお困りごとがございましたら、お気軽に当社まで是非お声掛けください。

どうぞ宜しくお願い致します。