雑多なブログ

扇折りビニタイ結束機 ファンシーパッカー修理

30年ほど前に製菓包装に引っ張りだこだった「扇折りビニタイ結束機 ファンシーパッカー」をご記憶のお客様は多いかと思います。

このファンシーパッカーは何といってもエアーコンプレッサーのエアー源のみで袋の口を扇状に折りたたみ結束までをこなせる能力を持ち、当時は一世風靡したすばらしい製品です。

そしてこの優れた製品をこの業界に残すために現在では新潟県の某機械屋さんが引き継いで製造販売しているのです。

当社でもファンシーパッカーの修理依頼をいただくこともございます。現在の製造元様のご指導のもと、今回も無事修理を完了してお客様にも喜んでいただきことも出来ました。

もしも、「ファンシーパッカー」でお困りのことがあればご相談いただければ幸いです!

バンドシーラーの改造 噛み込み検知&IJP& 印字検査

キーエンスさんの高精度接触デジタルセンサー「GT2」をバンドシーラーに取り付けさせて頂きました。エンドレスベルトに挟まれて流れてくる袋の厚みを正確に測ることができます。

これにより万が一異物を挟み込んだままシールした場合、厚みの数値でNG判定を行える装置です。

また、袋の厚みはリアルタイムでデジタル表示されていて、設定値を逸脱した場合は不良品判定としてパトライトブザーで警報を鳴らします。

噛み込み検査をパスしてヒートシールされた商品はインクジェットプリンターで賞味期限とロット記号を印字して、その印字文字をカメラで有無検査を行います。

 

連続で袋をヒートシールが出来るバンドシーラーはとても万能です。そして、1台であれもこれもこなしてくれる万能さゆえにNG商品が発生しやすいという危険が潜んでいることも事実です。

その対策として、今回のような検査装置の改造取り付けは食品業界をとりまく時代の流れの中では、必要と認識されるに至っております。

 

このようなシール機の改造をご依頼くださるお客様のご要望は当社にとって大変勉強になります。シール機というニッチな分野における知識を蓄積出来る様に、経験を積み重ねていきたいです。

 

包装シール機メーカーとしての誇り

当社は小さなヒートシール機メーカーではありますが掲げる理念、そしてそれを貫く信念はゆるぎないものとして先代から受け継ぎました。

よりよいヒートシール機を見抜く確かな目を持つこと。そしてたどり着いた答えはやはりMade in Japan。設計・部品加工・組立・配線に至るまですべて国内で製造されているヒートシール機には間違いがないということです。シール機の精度、不具合や故障の少なさ、耐久年数もMade in Japanがナンバー1なのです。

もちろん当社のシール機もすべての部品、組立、配線に至るまでを自分たちの手元で製造しているからこそ自信をもってお客様におすすめさせていただけるのです。