シール機選びに迷ったら

~ヒートシール機の水先案内人を目指して~

まだまだ現役!長年ご使用頂いているシーラーをメンテナンス

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この三連休は好天にも恵まれる見込みで皆様はどのようにお過ごしですか。

私事ですが、我が家の長男が成人式を予定しており、自分も年を取ったなと改めて痛感しております。

さて、今回の投稿では遡ること33年。弊社の真空脱気・ガス充填シーラー「フレッシュパックバッグシーラー」を某乾物メーカー様にご購入いただき、14年ほどご使用頂いた後、同マシーン新台にお買い換えして頂きました。そのときに古いマシーンを弊社で下取りし、オーバーホール及びプログラム基板のバージョンアップを施し、セカンドユーザー様にご購入いただいきました。

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今週、そんな経緯のあるセカンドユーザーである会社様よりご依頼を頂き、マシーンの不具合箇所の修理をさせて頂きました。

33年という年月の間にこのシーラーはユーザー様2か所を渡り、稼働し続けてきたわけです。当然、マシーンとしての本来の寿命は超えていると思いますが、お客様のご意向としては、可能であれば修理を施しこのままご使用したいとのことでした。

様々な点検、現状確認をしたところマシーンの頭脳に当たるプログラム基板が経年劣化により正常な機能を保てなくなっておりました。

更には、既に終売してしまった必要部品等もあり、手探りで自身の持つ技術と経験を基に置き換えられる部品を選定し、プログラム基板を復活させることが出来ました。

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弊社では、上記のように長い年月ご使用いただいたシーラーに於いても、適切なメンテナンスを施すことで、シーラーとしての寿命を延ばし、まだまだ現役で稼働している事例がたくさんございます。

当然、新台にお買い換え頂ければ嬉しいのですが、その決断はお客様がされることであって修理という選択肢も同様にお客様に委ねられていると考えております。選択肢の提示、リスク・メリット・デメリットをお伝えすることが大切であると思っております。

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無事に修理を完了し、また現役で稼働を続けるシーラーと向き合い、手前味噌ながら、自社製品の強靭な構造且つシンプルな設計のなせる業であると再認識させられました。

シーラーのお困りごとがあれば当社までお気軽にお問い合わせ下さい。

宜しくお願い致します。

 

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