前回のブログに続き、バッグシーラーによるポリエチレン包材でのヒートシールについて深堀りしていこうと思います。
ご興味のあるお客様が一定数おられるようで、前回のブログに添付した動画の再生回数が、私がビックリする程伸びており今回、続編という形で投稿させて頂きます。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
今回のブログでは、更に一歩すすめて日付印字に対応出来るか否かをテストし、良好な結果が得られましたのでご報告させて頂きます。
日頃から卓上シール機をお使いであったり、卓上シール機をお探しになっている方々であればご存じかと思いますが、現在出回っているポリエチレン包材対応卓上シール機は、シール幅10mm以下が主流であり、また日付印字となるとシール目の外への印字になっているかかと思います。
他社の卓上シール機とバッグシーラーの違い、お使いになるメリットをお話させて頂きます。
まず、シール幅が20mmと巾広であること、これによるメリットはどんなことが挙げられるでしょう?
包材のトップ部分(最も上部)からみっちりヒートシールが施せることにより、トップ部分には異物等が入り込む余地が存在しません。例えば、普段お使いのジップロック袋のチャック部分をヒートシール部分と見立て、ご想像頂けると分かりやすいかと思います。トップ部分にはヒートシールされていないエリアが存在し、言うなればそのエリアがポケットとなり異物が入り込むというリスクが考えられる訳です。
次に、日付印字を20mmのヒートシール部分の中に施すことのメリットはどんなことが挙げられるでしょう?
ご存じの通り、ポリエチレンという材質は、厚みにより強弱はあるものの基本的には伸びやすく、熱に弱いという特長があります。20mmのシール目の中で例えば印字部分に何らかの圧力がかかり、ピンホール(目には見えにくい小さな穴)が発生してしまった場合でも問題なく、包材の中へ影響を及ぼす可能性は大変低いと言えます。逆に言うと、シール目の外に日付印字を施すという事はリスクがあると当社では考えております。
手前味噌な話にはなりますが、50年以上ロングセラーを続けている「バッグシーラーシリーズ」には理に叶った構造と、お使いになったお客様にはご納得いただけるだけの魅力が備わっている卓上シール機であると思っております。
前回はポリエチレン包材を使用してのテスト 様々な袋の厚み/様々な商材 で実施した訳ですが、センターフリーテープを熱板に貼り付けるアイディアが生まれたことにより、
バッグシーラーに新たな命が吹き込まれたと言ってもいいのかなと思います。
と言うのも、これまで折角お問い合わせを頂きながら、ラミネート包材専用シーラーであるが故に、沢山のお客様にお断りをさせて頂いた経緯があり、だからこそ弊社での課題としてポリエチレン包材のヒートシールが長年あったからです。
ご興味のあるお客様はぜひ動画をご覧頂ければと思います。