今日は単発型シーラーと連続型シーラーの違いや呼び名について書いてみます。
前回のブログでご紹介させていただいたユニバックさんが製造する真空ガス充填シーラーは連続型シーラーに当てはまります。
連続型シーラーとはお菓子や工業部品の入った袋を連続して横流しでシール(熱溶着)するコンベヤ型シール機で、1つのモーターを動力源として回転する一対のテフロンベルトと同期した搬送コンベヤを有するヒートシーラーのことです。
熱変形の大きいプラスチックフィルムでもきれいにかつ連続してヒートシールが出来る万能シーラーで、ポリ単体袋・ラミネート袋もストレスなくヒートシールすることが可能です。
また、コンベヤがついた横流れ方式のシール機はメーカーによって呼び名が異なっており、いろいろな呼称があります。
それぞれの呼称を以下に記してみます。
シール機メーカーによって違う呼称
- (株)ユニバックさん 自動シール機
- シール栄登(株)さん ロータリーヒートシール機
- シール工業(株)さん セミ・オートシール機
- キムラシール(株)さん バンドシーラー
- 滋賀包装機(株)さん エンドレスシーラー
- (株)名古屋シールさん システムシーラー
- etc
シール機メーカーさんによって呼び名が違いますが、当社では「ベルトシーラー」と呼んでいます。
それに対して単発型シーラーとは、セル生産方式にピッタリなシール機でコンパクトに設計されていますので、作業台やコンベヤに組み込んだりとどこでも自由にレイアウトができる便利なシール機です。
当社で製造販売しているシール機「バッグシーラー」は単発型「熱板シーラー」です。
熱板シーラーは、熱板ブロックの中に内蔵されたヒーターを熱源として、そのヒーターに通電して一定の温度制御を行いながら、加圧圧着させて熱溶着させるシーラーです。
「バッグシーラー」の動画を貼り付けておきますので是非ご覧ください。
https://youtu.be/n98G_WgemcU
熱板シーラーの熱板模様には、横目模様・タテ目模様・碁盤目模様・平べた目模様などの各種のシール目があります。
ラミネート袋(複合フィルム)に対しては簡単・確実・抜群の安定感でヒートシールを行うことができますが、ポリエチレン単体(PE)袋に対しては冷却機構がないので苦手ですので、お客様の目的に応じて適切なシーラーをご提案させて頂きます。
また、真空・ガス充填機能を装備した「バッグシーラー」の動画も貼り付けておきます。
ちなみに、お菓子の袋の中の残存酸素濃度は1パーセント未満に窒素置換しております。